わたしが本当に感じているものを、わたしの表現で丁寧に、ゆっくりと感じ取りながら世界へと繋がる
即興ダンスをソロで行いながら山海塾の舞踏手でもあります岩下徹さんをお招きしてワークショップを開催します。
からだを動かすことが苦手だった岩下さんが、自分が感じていることと向き合い、表現に至るまでに体験した、踊ることで外へと他者へと繋がる世界。ワークショップではからだを動かすことが得意な人、苦手な人関係なく、自分の気持ちや感じていることを大切にしてゆきながら、ゆっくり丁寧にからだを動かし、触れ、「今」に向き合ってゆきます。技術的なものを用いて踊ったりするのではなく、感じているまま、からだを動かしてゆくことで新しい世界に関わっていく、どんな人でも自分のペースで体験できるワークショップです。
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※おかげさまで定員となりました。
ご協力、こころから感謝申し上げます。即興ダンス公演は
お席がまだございます。大阪公演、お見逃しなく(^^)。
「少しずつ自由になるために」
ー自己とむきあう・他者とかかわるー
◆日 時:2015年4月29日(水・祝)15:00-17:00
◆参加費:2500円 (定員あり)
◆会 場:靭テニスセンター(第2スタジオ)
(靭公園・西園内 なにわ筋側)
◆アクセス:四つ橋線「本町駅」28番出口
※なにわ筋に向かって徒歩10分ほど。
東園を抜けてなにわ筋に出ると目の
前にテニスセンターの建物が出てきます。
◆持ち物:動きやすい服装
(スカート、半そで服、半ズボン不可)、
飲み物、タオル。床がPタイルでかためです
ので、肘膝が気になる方はサポーター等をご
準備ください。裸足でご参加いただけますが、
床の冷たさなど気になる方は滑りにくい靴下
をご用意ください。
ダンスなんて踊ったことない。恥ずかしい!苦手!、という方でも、そんなわたしたちだからこそ楽しんで、興味深く、ご参加いただける企画です。ちなみに、この企画を楽しみにしているわたしも~ダンスや、盆踊り、人前で踊ったりするのはとても苦手です。(kiku)
【お申込み方法】
★定員までお席が残りわずかとなりました★
・問い合わせ・参加申込み:ultrapj@hotmail.co.jpまで
メール、またはホームページの「お問い合わせ・お申込み」
フォームから。
※メールの場合はタイトルに『ワークショップ参加』とご記入、
①氏名、②mailアドレス、③連絡先、④「即興ダンス公演」
同時参加有無、をご記入の上お申し込みください。参加費
は前払いとなっておりますので後程ご入金のご案内をさせて
いただきます。
※メールはエラーとなり返ってくる場合があります。その場合は
恐れ入りますが、ホームページのお問合あわせフォームから
ご連絡をお願いいたします 。
※1週間以内にこちらから返信がない場合は、メールが届いて
いない可能性があります。
同日開催【O/TO企画】
岩下徹即興ダンス公演を開催
『みみをすますー谷川俊太郎同名詩集(福音館書店)よりー』
2015年4月29日(水・祝)11:30スタート
※ワークショップ、ダンス公演両方ご参加の方はどちらかの
申込みの際に、両方参加であることをお知らせください。
Photo:清水俊洋
↓ 画像クリックでジャンプします 「少しずつ自由になるために」
photo:清水俊洋
岩下徹 Iwashita Toru
舞踊家/即興ダンス、山海塾舞踏手。1957年東京生まれ。ソロ活動では〈交感(コミュニケーション)としての即興ダンス〉の可能性を追求。 82〜85年石井満隆ダンスワークショップで即興を学び、83年ソロ活動開始。かつて精神的危機から自分のからだを再確認することで立ち直ったという経験を原点とするソロダンスは、 等身大のからだひとつで立つことから始まり、場との交感から生まれる即興として踊られる。1988年より滋賀県/湖南病院(精神科)で医療の専門スタッフと共にダンスセラピーの試みを継続中。
―自己とむきあう―
「身体とはとても不自由なものです。決して思ったようには動かないし、一度型に嵌ると今度はそこからなかなか抜け出せません。なにものにも束縛されない、自由で解放された身体―それはまるで逃げ水のように遠のいてゆきます。しかしそれでも、「少しずつ自由になってゆくこと」はできると思うのです。ここでは、先ずダンス以前に立ち返って、誰しもが慣れ親しんでいる自らの身体を改めて感じることから始まります。いくつかのシンプルな動きを少しずつ変化させ反復させながら、できるだけ丁寧に内なる感覚を確かめてゆきます。何気ない日常的な動きでも、その速度や質感が変わるとかなり異なった感じになるでしょう。既知の何かを表現するためでなく、非ー知の何かが表出するために。何かの手段として身体を動かすことでなく、すべてに先んじて身体が動くこと。それが即興ダンスです。なによりも<いま・ここ>で<個><個>の身体が本当に感じていることを大切にして下さい。」
―他者とかかわる―
「「私は私」という果てしない同語反復から逃れようとすること。小さな自我(エゴ)の壁を跳び越え、「外」へ、「他者」へと着地しようとすること。それは決してやさしいことではないでしょう。ここでは、二者間や集団内での様々な設定の動きを試みますが、独りよがりな自己主張や自己陶酔も、また他人にすべてを任せて寄りかかることもできません。自己/他者―そのどちらにも偏ることなく、常に両者の間で危ういバランスを保ち続けなければなりません。その危うさから決して逃げ出そうとせず、その只中を懸命に生きようとすること。それが即興という生(ナマ)の行為です。それは、それ自体いつでも開かれてあろうとするため、絶えず自己の内から外へと出来し、外から内へと帰還する運動として、どこまでも停まることを知りません。もし人間が「血の詰まった唯の袋」として閉じられているならば、そして、その生そのものが矛盾であるならば、だからこそ<連帯>を求めるのでしょう。身体と身体との、<間>に生まれる共振、これこそがまったく対等で双方向の、<交感>(コミュニケイション)なのです。」
岩下 徹