沈黙のつどいを開催しました

バスにコトコトゆられならが、窓の外は良いお天気で

温かく、ああ、今日は寝てしまうのではなかろうかなどと

考えながらうとうと。。。。

 

フェルデンハウス北斗星に到着し、沈黙のつどいのための

場づくり。縁側はこれ以上ないというほどの心地よさで、

お庭が春を囁いている、と思えば小鳥のさえずり。

 

ふわっと自己紹介や確認などを終えて、お部屋の沈黙の中へ。

と思ったら、庭でゴロンと転がる参加者さん。

縁側には人間以外のものになっていたという方がコロン。

まるで家猫、野良ネコといって、シェアの時間うふふと笑いました。

 

わたしはずっとお部屋に。途中退屈してしまうのではないか

と自分を心配していたのですが、実際はそんなことはなく、

ずっと眺める景色がどんどん魅力的に見えてくる。

すりガラスの前で大きく結ばれたカーテンの形や差し込む

光の作り出すコントラストが美しく思えたり、見る角度

で姿を変えるカーテンや畳の静けさなどがたまらなく面白くて

1時間くらいずっと見ていられました。ストーブの音、

鳥のさえずり、庭でリズムを刻む光るちいさな虫の群れ、

風に揺れる木々、すりガラスをあけると飛び込んでくる

畑の若い芽の集い。ひとつひとつがしっかりと私にむかって

存在している感覚がとても心地よかったです。

 

終った後みんなでシェアをする時間がありましたが、最初

ことばがあまり出てこない感覚が少しあり、しーん。。。

あ、これこそ本当の沈黙のつどいだ、とふと思いました。

こんなに丁寧に「今」を過ごしたことがこれまであっただろうか、

と思いました。

 

フェルデンハウス北斗星さんのご協力がなければこういった

時間が生まれることはなく、古民家であるこのお家がずっと

長い時間をかけて優しく人を受け入れてきたのだということがじんわりと伝わってくるようでした。

 

 

はじめての試みで、大丈夫かな?と少し心配もありましたが、みなさまのお陰で無事によい時間を過ごすことができました。ご参加くださいましたみなさま、フェルデンハウス北斗星さま、チラシの設置などご協力くださいましたみなさま、ツイッター、フェイスブックなどで応援してくださいましたみなさま、こころより深く、感謝申し上げます。

 

 

(KIKU)

  

開催前に準備。窓ふきしております。

 

チラシ設置などご協力くださいました「カフェ&カリー下町のネコ」さんの豆乳プリン、ハーブティ。コーヒーもカレーもおいしいです。